【インタビュー】パートナーイラストレーターさんに直撃しました!
2017/10/09

『俺たち、仲よしっつーじゃないですか。』
とある日、取材をした。
その取材時間というのが第99回夏の甲子園決勝戦とだいたいかぶっており、僕の遅刻からこっちの試合はプレイボールしたのであった。
株式会社AQUA で鈍い光を放つ男 vsシャイニングヴァリュアスイラストレーターの試合、もといアットホームなインタビューである。
…名乗ることを失念しておりました。私は入社2年目のO野といいます。
いろんな意味でベクトル間違えがちな社員といる社員です。(自分でわかってるんかい!)
アクアでは皆から「ぽぴ」と呼ばれております。理由は不明です。(どう考えても理由あり)
そろそろ本題に…
さて、今回弊社に起こしいただいたのはイラストレーター(兼コンテライター)のI田さん。
私としては絶対的信頼を置いているライターさんです。
(仕事の電話が長引き、よく深夜に1時間超えの電話を何回もしている仲です。)
そんなI田さんを目の前にポツリポツリと質問を混ぜつつ、仕事、それ以外のことを
話しあった記録が下記です。
ついにインタビュースタート!
- O野
- そもそもあれですよ、自分、絵コンテじゃなくてイラストの御相談ばっかりですよね?
- I田
- そうなんですよね、なんかO野さんからいただく仕事はテレビのイラストの仕事ばっかりですよね。たま~に似顔絵の仕事もありますけど。
- O野
- もう僕の中ではテレビ番組イラストと似顔絵はI田さんしかないんですよね。I田さんイラストのお仕事、特に世に出る系のやつはほんとにもうやる気の化身みたいな感じになって僕の相談に乗ってくれますので、本当に相談していて僕も嬉しいんですよ、実際実際(真剣)。
- I田
- いやあ僕もO野さんからの相談は大好きな芸人さんの番組の相談ばかりなんで、楽しいから苦もなく徹夜しちゃうんで怖いですなんか(笑)
(補足)I田さんとは月に最低2回はテレビ番組イラストのお仕事をさせていただいております。いつもほんとに御世話になっております。。。
- O野
- 「絵で飯を食っていこうって思ったきっかけって何ですか?」
- I田
- あ~、もう好きだったからですね(笑) 最初漫画になりたかったんですよ。で、気がついたらラーメンの絵ばっかり描いてましてたね。グルメ系でした。
- O野
- ほんとですか。笑 僕家系ラーメン週2は世田谷彷徨って食べ続けて早6年目とかなんで、I田さんに今度好きなラーメンシズルガンガンで描いて頂きたいです。あっ、ていうか今度経堂にラーメン食べに行きませんか? すいません、取り乱しました。
- I田
- いえいえ、で、話は戻るんですが、(まさかの脱線修正)その当時21歳で漫画のアシスタントとして毛布一つだけを持って東京に出てきたんですよ。福岡から。先生がとりあえず身一つでいいから来てっていうんで笑
- O野
- 毛布一つってやばいですね。東京も冬は寒いですしね。いやいやそんなんじゃなくて、もはやそれが漫画のストーリーじゃないですか。
- I田
- 近いかもしれないですね。先生がすごいいい方で、家とかも用意してくれてたんですよ。四畳半で風呂なしで大変でしたけどね、一か月休みなしとか有りましたし。よくデスクの下で寝袋で寝ましたよ。
- O野
- あは、あははは(小田和正よろしく、言葉にできない)
- I田
- そのあとアクア制作部に入ったんですよ、26歳くらいの時ですかね。それから3年くらいいましたね。アクアでは結構漫画家時代のことがすごい経験として生きてましたねえ。そのあとアクアを辞めて、その後10年間似顔絵師をして、それでまた別会社に入って、またこうしてアクアに関わるっていう感じですね
- O野
- だいぶまとめて頂きましたね(笑。I田さんとはお仕事以外で結構お電話するのでもと似顔絵師だったことは知ってましたけどまさか似顔絵10年選手だったとは、、同じ会社の先輩であることは知っていたのですが、相乗効果よろしく、リアルに恐れ多いです
- I田
- やめて下さいよ(笑) それで似顔絵の会社の時の社長が似顔絵の世界チャンピオンだったんですよ、で、僕もなんか大会とかでモノクロ部門でチャンピオンになったことはありますね。
- O野
- マジですか?!ガチじゃないですか(汗 もう似顔絵のお仕事はI田さんに相談しない手はないですね、あっ手で思いついたんですけど、手タレじゃないですけど手を見せて下さい!
普通の手。(おいこーらこらこら)
この手から、コンテ、似顔絵、テレビ番組内イラストが生まれるのである。
いつも有難うございます。I田さんに似顔絵の相談をすればまず間違いはない。 繊細でリアルな絵から、デフォルメのきいた絵、写真加工まで。その守備範囲は広く、ひとりで右中間と左中間を守っているようなもの。もしかしたらセカンドもイケちゃうかも。
否、高校球児皆卒倒である。
- O野
- ところでI田さん、身長は何cmですか?
- I田
- 180cmです。
- O野
- やっぱりでけえ。。とりあえず2cmくらい下さいよ。あと、もう今はそうは思わないんですが、初めてお会いしたのが何かのパーティーの席で、その時I田さん長身でなんか眼鏡のふちが白くておまけにストライプのスーツ着ていて怖かったです、マジであん時。
- I田
- よく電話口とのギャップが半端ないと言われちゃうんですよ。そんなことはないとは自分でもおもうんですが・・・
- O野
- ギャップでしかないです正直(笑) いや、でもI田さんは本当に優しいお方ですよ。 僕多分社外パートナーさんと仕事抜きの雑談で100分電話したのI田さんだけですもん(笑)
- O野
- お仕事中、何か「ながら」で作業されますか?
- I田
- 僕は商材によって聴く曲を変えてますね。例えば展覧会用の作品であればクラッシックで、コンテはジャズです。イラストの場合は自分を極限まで追い込むためにリンキンパークとかそっち系のハードな奴を聞いてますね。
- O野
- ちょ、マジすか!(O野完全に興奮)
- I田
- はい笑。テレビイラストとかは時間ないので追い込まなきゃいけないので笑
- O野
- 僕も結構音楽には詳しめなんですが、リンキンパークはマジで青春とともに有ったんですよ。ハイブリッドセオリー(アルバム名)の時から聞いてましたもん!
- I田
- ほんとですか!なんかO野さん音楽好きそうですもんねもう服もヴィヴィアンウエストウッドだし、髪型もGLAYのT〇RUっぽいですし
- O野
- そんなあ、もう恐縮過ぎますよ。両手広げて天でも仰いじゃいましょうかね。やがてく~るぅ~とか言って(笑)
※このあとドンドン話がそれ、マリリンマンソンとかいうワードも飛び交い出し、立場という鎧が外れ、音楽話で盛り上がる長身の紳士と病気の人、という図となったのだった。
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- O野
- ていうか、最近はどうですか?
- O野
- それ最初に言えよって質問ですいません。笑
- I田
- (笑) まあ忙しいですね。だいたい毎日3.4時間くらいですかね睡眠時間笑
- O野
- ま~ずいですよ、それは(汗。でも、ほんとにもうI田さん3cmの隙間もないくらいコンテやイラストのお仕事されてますもんね。イメージとしてはふと見上げたらまた、相談ていう塊が頭上からどんどんゆっくり下りてきていて、もはやテトリス状態だと思います。
※3cmは社内スケジュールボード上でだいたい半日を示す。
- I田
- ああ、もう実写版テトリスに近い毎日ですね(笑)
- O野
- 「でもそんなにお忙しいのに本日もこうしてわざわざお越しいただいて 貴重なお時間、楽しいお話しをして頂いて本当に恐縮です。有難うございました! でも、今日も他の営業の明日納品の御仕事があるとかさっき小耳にはさみまして。。。」
- I田
- いえいえ大丈夫ですよ!何とかしますから!
- O野
- そんなお忙しい中、弊社までご足労頂き有難うございました。。。。
- I田
- いえいえ、こちらこそ有難うございました!
- O野
- (なんて優しい人なんだ…)
- O野
- なんか、記事にならなかった事があったら、多分オフサイドライン超えちゃって 消されちゃった、もしくは僕が失念してて書き忘れたかなので、とりあえずペンタブかなんかで殴って下さい、他のブツは痛いんでソフトなペンタブで宜しくお願い致します(笑)
終わりに
降り帰ってみれば僕自身知らなかったお話しを聞けて面白かったですし、此処に記載できる以外にもたくさんの面白い話をI田さんからお伺いできた貴重なお時間でした。
何よりI田さんの「人に喜んでもらうために絵を書くんですよね」、この言葉、ロックでした。痺れました。イエス!パラライズ!
って、そんな重要なことをあんたは本題に書かんのかいって、すいません、あえて書かずに末尾に持ってきました。ほら、大事なことは最後にぼそっと言うのが効くっつーじゃないですか。
絵コンテ(プレゼン商材)は世に出ないことがほとんどです。
ただイラストについては、我々はフィニッシュと呼んでます。
これは世に出て人の目に触れるものです。皆さんが街で見たり、電車内で見たり、いたるところで見るアレです。
結構僕はそういう仕事が多いです。
ただ、僕自身、これから皆さんの目にガッと留まるような素晴らしいビジュアルをディレクションできるよう、イラストレーターさんと尽力してゆこう。そんなことを改めて考えさせてくれる時間でした。
なんか真面目な記事になっちゃったな。根が真面目なんだろうな。
とかく、貴重なお時間を頂き二つ返事でインタビューに応じて頂いきご協力頂いたI田さん、本当に有難うございました!
もう他に言葉を思いつかない。